2012/08/06

禅用語手解き

脚長連載第五回目です。
昨日も挙げたのですが、余りにも五葉会と無関係であったため、非公開といたしました。
ショーもない内容ですが、ご高覧されたい方はご一報を。どうぞ呆れてください。
今回は反省して(え、反省してない?↑)、五葉会での基礎用語説明を記事にします。


先ず、坐禅とは何か?
…難し過ぎます。wikipedia先生の坐禅の項目からお願いします。
私達は、静坐と呼んでいますが、厳密には違うようなお話が。
不勉強で申し訳ございません。

結跏趺坐・半跏趺坐(けっかふざ・はんかふざ):
胡坐の形から、両足を腿の上にした状態を結跏趺坐、片足を半跏趺坐。
これに法界定印を合わせたものが基本姿勢で、この形で数息観を行う。
身体の緊張は解し、背筋はしっかり伸ばす。

法界定印(ほっかいじょういん):
掌を上に向け、右手を下に左手を上に重ねる。
親指は楕円の空間を作り力を入れずに合わせる。
手の組み方には、白隠流(はくいんりゅう。左親指を右手で包み、左手で右手を覆う)
と呼ばれるものもある。

数息観(すうそくかん):
一から十まで、呼吸の数を数えること。
雑念を交えず、自身の呼吸と一体となる。最初にして最大の目標。

直日・聖侍(じきじつ・しょうじ):
役位、要は係のこと。
直日は、禅堂の責任者。五葉会では、その日の静坐会を取り仕切る日直。
聖侍は、静坐中の出入りを管理する者。静坐中の途中出入りは許可制。
他に、助香(じょこう)、助警(じょけい)、殿司(でんす)、典座(てんぞ)等がある。

警策(きょうさく、けいさく):
助警が持ち、修行者の姿勢を正すための道具。別名親切棒、雲信棒。このネタご存じですか?

摂心・接心会(せっしんえ):
一定期間、昼夜問わず全てを禅修行に励むこと。
坐禅だけでなく、寝食・作務(労働)一切を修行とする。
とは言っても、五葉会のお世話になっている人間禅の摂心は、
居士ですので、途中参加・退出可で、初心者にも優しいものです。

居士(こじ):
出家をしていない、在家による修行者。千利休が有名。

参禅(さんぜん):
修行者が一人ずつ、隠寮(いんりょう。師家の部屋)に行き、
各自が工夫した公案(こうあん。試験課題)の見解を提示し、
師家(しけ。お師匠様)に是非を問うもの。

東司・東浄(とうす・とうじん):
禅寺の御不浄のこと。西司(せいす)西浄(せいじん)などもある。
由来については、次のリンク先が面白いことを述べている。
http://www.y-morimoto.com/haisetsu/hougaku.html


今回は、用語説明なので、坐(禅の方)法は、またいつか。
そのうち、写真も挙げた、禅用語導入記事完成版を作れたらなと思っています。
会をお訪ねいただければ、直ぐ教えられます。
せっかちな方は、wikipedia坐禅(外部リンク先も良い)に詳しくあります。